論文・レポートにおいては、自分の意見を主張するには相応の論証が必要です。
論証とはなにか、またどうすれば丁寧な論証になるのでしょうか。
何か意見を主張するときには、きちんと論証を行う必要があります。
論証とは、その意見がもっともらしいことを
論理的に相手に説明することです。
その論証を行うとき、やってはいけないことがあります。
それは勝手な推測や、根拠のない内容を載せることです。
たとえば、Aという主張をしたいときに
「私はAという結果になると推測する。
よって、Aという主張は正しくなると思います。」
というような書き方ではどうでしょうか。
このような言い方はとても曖昧で、
さらに個人的な主観で終わらせてしまっています。
教授がこのレポートを読んでも
「自分の解釈で終わらせている、
きっと参考文献を何も読んでいないのだな」
と感じることでしょう。
参考文献を読んでいないと思われるレポートを作っていては
単位を落としかねません。
ですから論証を行うときは、
客観的な視点で根拠がしっかりしていないといけません。
そのような独りよがりな意見・主張にならないためには
きちんとした根拠を示す必要があります。
具体的には
・すでに評価されている人の文章を参考文献として引いたり
・信頼のできるデータを示したりする必要があります。
たとえ根拠がわかりきっている場合であっても
省かずに丁寧に論証することが大切なのです。